どうしようか、わかりません!

生きるか死ぬかみたいな、そんなやつが綴る。かもしれない。

源平繚乱絵巻 GIKEI感想

超久しぶりの更新。やる気あんの?って言われるほど誰も見てないけど、やっていこうと思うぜ!

 

さて、最近何してたかと言うと主にウマ娘の育成を毎日やりつつ我が姫君に栄冠をを最後までプレイしつつGIKEIも最後までプレイしつつDMMブックスで買った本寝る前に読みつつバイオRe2を今更やっていました。あと最近名探偵コナンの映画みるのにハマったり、You Tubeのデニスの心霊にはまったり。

つまりわりと時間かつかつだからブログ忘れてもしょうがないよね。

 

とりあえずざっと、源平繚乱絵巻 GIKEIをプレイしてみた感想をしてみます。

源平繚乱絵巻 GIKEIとは、主にアダルト美少女ゲームいわゆるエロゲを作っている、

Inreというブランドが制作した歴史物のエロゲのことである。

このInreというブランドの過去作品には、有名な忠臣蔵を題材にしたchusingura46+1や、新選組を題材にした幕末尽忠報国烈士伝MIBUROなどがあり、個人的に自分はめっちゃくちゃ好きなブランドだ。歴史を詳しくない自分でも夢中になる熱い歴史ifストーリーが魅力的だが、今回プレイしたGIKEIも過去作同様、熱い歴史ifストーリーだった。あ、そうそうもちろん登場人物は性転換してるキャラが多いので、注意。 

 

ーーー軽いネタバレがあるので注意ーーー

 源平合戦

 

さて、Inreの作品の特徴に1章は歴史通り展開することが多いので、今回の1章にあたる源平合戦編もそうなるだろうと思いつつプレイ開始。(ていうか題名がそのまんま)

といっても、歴史に詳しくなく特に源平合戦にも詳しくない自分にとっては歴史のとおりでも新鮮にプレイできた。あと、一応流行り(遅い)の異世界転生っぽい導入なのでプロなろう読者にとってもすんなりはいってくるんじゃないだろうか。

鞍馬寺から異世界平安時代に遡行した、主人公たち3人は元の時代に戻るため、そして囚われた妹を取り戻すため義経として平家を滅ぼすことを目標に戦いはじめる。というのがこの源平合戦編。歴史通り進んでいくが、張り巡らされる伏線や、平安時代の豆知識とか義経のマニアック話とか色々詰め込まれていためっちゃおもしろい。この時点で最高だと思ったが、もちろん歴史ifとして次章へ続いていく。

 

 北行伝説編

 

この章では、Inre過去作にもあった得意の記憶引き継ぎループで主人公は壇ノ浦の戦いの後に戻されてしまいます。史実を辿った1章を覆すために、歴史改変をすることを決意する主人公達。その中で敵であった平家と手を組む展開はマジで熱かった。

このルートは歴史改変のため、伝説にある義経生存説をなぞり平泉(岩手)から蝦夷ヶ島(北海道)へ逃亡しようとします。実際、都市伝説好きの自分としてはこういった歴史のifは大好物なので、どうなるのかワクワクしながら読み進めてました。義経生存説を裏付ける説明なんかも出てくるし。

が、蝦夷ヶ島に渡る直前急展開でいきなりああなるのはいかんせん、さすがに…もうちょっとラスボスが出てくるのはいいけど、贅沢言えば蝦夷ヶ島に行ったりとかみてみたかったかなぁーと思った2章でした。といいつつ、続きが気になりすぎてそのまま3章続行した覚えがあります。

 

 偽経

 

最後の章。実はInreの作品は最終的にファンタジーになるんですが、今回も例にもれずファンタジーでした。まぁ、自分は伝奇ものとかも好きだから全然OKなんですが、ここらへんで結構賛否分かれている印象。そして慣れている自分すら思わず笑うくらいファンタジーで逆に好きな章です。

さて記憶ほぼ完璧に受け継いで、スタートしたからかものすごい慎重に歴史改変しようとする主人公。でもやっぱりラスボス取り逃がすし実は前章で出てきた妖達メイン章なので、正直お手上げ状態。

平泉行ったら大妖怪軍団が攻めてきて、一瞬で壊滅。惨劇。(秀衝様の扱いよ…)

そんなわけで、源氏と平家、平泉の生き残り対大妖怪軍団というスーパーあやかし大戦のグランドルートがはじまるんだけど、それでも負ける戦下手の兄貴。これどうすんだろ、と思っていたら……

まさかのモビルスーツ投入源為朝この源為朝、マジで世界観間違えてる。

そして、圧倒する源為朝が大妖怪ボコボコにして勝った、というのがこの章でした。

いや、この後もちゃんと主人公の物語の帰結があるんだけどぶっちゃけ源為朝が強すぎて他の印象あんまりない 。

むしろ前半出てきた歴史上の人物が可哀想なくらい源為朝が濃すぎた。

とはいえ、この3章もボリューム自体はあって読み応え抜群ではありました。

 

 

総評として、歴史if物として過去作同様、とんでもなく読み応えがあり満足しました。

たぶん、ゆっくり読んだからか、終わるまでに70時間くらいかかったな…

 

ただ、すこし残念なのは、キャラクターの深堀りが足りない気がするのがちょっと残念だったな。歴史上の人物元にしているから、変に手を入れるのも難しい上に平安時代の人物の資料も限られてるなかでキャラ付けは難しいんだろうけど……せめて義経の郎党はもう少し深堀りしてもよかったんじゃないかなーと思いました。ファンディスクの領分といわれればそれまでだけど。

 

それでも、貴重な最高に熱い歴史物エロゲ。みんなもぜひやってほしいです。